【陸マイラーになる前の注意事項(挫折リスクを知る)】

ポイントサイトをうまく活用すれば年間20万マイルを貯められることは解説しました。

しかし、インターネットで検索してみると、陸マイラーとして挫折/断念された人がいらっしゃるようです。そこで、彼ら/彼女らの声を勝手にまとめてみました。

物事はPROS/CONSを検討することが重要です。PROS(良い点)だけでなく、CONS(悪い点)についても本ブログで取り上げたいと思います。

CONSについては自分なりの対応案を考えてみましたが、優秀な陸マイラー様はもっと優れたノウハウ/対応策を持っている可能性があります。優秀な人であれば、「陸マイラー活動にCONSなんてほとんどないよ!」という思われるかもしれません。なので、あくまでも弱小後発陸マイラーの”個人的な考え”としてご理解いただければ

CONSを知ったうえで、これから陸マイラー活動を始めようとする人の参考になれば幸いです

なお、挫折された方のブログを読むと、主なCONSは、①2年目以降も同じようにマイルを貯められない、②マイルを貯めても目的の特典航空券を予約できない、ことかと思いましたので、その2点について検討してみました。

私は「やらないで後悔するよりやって後悔しよう」というタイプですので、この記事を読んだ方が陸マイラー活動を始めることは大賛成です。なんでもチャレンジだと思います。しかし、優秀な陸マイラー様がブログで掲載しているような華やかな旅行ライフを陸マイラー全員ができるかというとそうではないと思います(実際に陸マイラーを断念/挫折した方のブログが多く存在しますね)。

CONS①:2年目以降はマイルをたくさん貯められない

ポイントサイトで高還元のポイント源は、①クレジットカードの発行、②FX利用、③保険、マンション経営等の面談です。これらを実施することで10,000円相当のポイントが得られます(案件によってはそれ以上も!)。

しかし、これらの欠点は、各案件1回しか利用できない、ということです。

陸マイラーデビュー後に早くマイルがほしいということで、上記高額案件に手を出して多くのマイルを貯める方はいると思います。お金もかけずに少しの時間で、8,000マイルが貯まりますから、麻薬的にハマることは想像できます。しかし、1回しか利用できないのです。すぐに高額案件の資源はそこをついてしまいます

そのため、1年目は上記高額案件で年間20万マイルを貯めることができても、2年目以降はこれらの高額案件を利用することができないため、マイルが貯まらなくなってしまいます。

CONS①への対応策案

案A: 多くの高額案件または繰り返し利用可能案件を見つける
例①:情報収集のアンテナを高くして、新規高額案件を見つける

クレカ/FX/面談以外にも不定期で高額案件が発生する可能性があります。例えば、ネスレ案件がありまして、10,000円以上の高還元案件でした。広告主が市場認知度を急激に上げたいときに、ポイントサイトに多くの広告費をつぎ込み、その結果高額案件が発生する可能性があります。しかし、ポイントサイトは多数存在しているため、高額案件が発生しているかどうかを毎日個人の力で把握するのは限界があると思います。そこで、高額案件をブログでタイムリーに紹介してくださっている陸マイラー様が多数いらっしゃるので、彼ら/彼女らのブログをチェックすると良いと思います。ブロガーごとに扱っている内容が異なりますので、自分の方向性とマッチした方のブログをチェックするのが良いと思います。

例②:覆面モニター案件をする

1回につき2,000マイル~6,000マイルくらい貯められます。毎週1回外食すれば毎月18,000マイル貯めることができるでしょう。

特に飲み会の幹事を行うことで大量に貯めることができます。

<注意点>

・覆面モニターの対象となっているお店の多くは大都市圏です。お住まいまたは勤務地周辺でモニター案件のお店が多ければ、この対応策を実施することができます。しかし、モニター案件のお店が少なければ、この対応策では不十分でしょう。陸マイラーを始める前に、モニター案件を利用できそうかチェックすることを推奨します。

例③:(高額な)複数回利用可能案件を使い倒す

複数利用な案件が登場する場合があります。概して期間限定ですので(いつまでという期限は明記されずに、ある日突然ポイント獲得条件が”1回のみ”という改悪になるケースが多いと思います)、複数利用可能案件(特に高額案件)が出たら、とことん使い倒しましょう

<注意点>

・例②と同様ですが、案件を実施しているエリアに依存します。

・その複数案件が永久に続くとは思ってはいけません。「いつその案件がなくなってもいいように、利用できるときに利用しまくる」というスタンスが重要です。

例④:ポイントサイトの友達紹介制度を利用する

多くのポイントサイトでは友達紹介制度を採用しています。紹介者を介して誰かがポイントサイトに登録した場合、①紹介された人は数十円~数百円程度のポイントが付与され、②紹介者は紹介された人がそのポイントサイトで得たポイントの何%かをもらえるというシステムです。例えば、紹介された人が10,000円相当のポイントを得て、かつ、紹介者はその2割がもられるとすると、その紹介者はポイントサイトから2,000円相当ポイントがもらえることになります。紹介された人のポイントが減るわけではありませんので、紹介された人にとっては実害は全くありません(ただし、紹介された人は登録時にしかポイントがもらえないのに対して、紹介者は紹介された人が案件をこなすごとに半永久的にポイントがもらえるという、利益享受アンバランスはあるかもしれません)。

では、どうやって新規にポイントサイトに登録してもらうかというと、そのツールの一つが陸マイラーブログです。自分のブログもそうですが、「登録していない方はこちらで登録してください」みたいな文言と一緒にポイントサイトのバナーがリンクされています。そのリンクを介して登録すると、紹介者として認定されるわけです。紹介者制度でポイントを増やすためにブログを行っている陸マイラーがいらっしゃると思います。

・私はポイントサイトの情報をタイムリーに得ることが得意ではないので、案件紹介の記事はほとんどないです(涙)

・全てのブロガーがこの紹介制度を狙っているわけではないと思います。収益化はGoogle Adsenseがメインの方もいっらっしゃると思います(私もAdsenseを利用しています)。

もちろん、リアル友人にポイントサイトを紹介してもよいでしょう。よくある方法は、ご家族を紹介する方法です。例えば、奥様を紹介して、奥様がポイントを得れば、ご主人は紹介ポイントを得ることができます

ただし、インターネット上では、「遅れて陸マイラーになった場合は、既に優れた先輩陸マイラーのブログが多く存在するため、よほど優秀でないと後発陸マイラーの友達紹介制度を利用してもらえる可能性は低い」というような趣旨のコメントが複数ありました。ということでブログを始めれば必ずしも友達が増えるということではなそうです。

案B: 1回限りの陸マイラー活動と割り切る

1回限りの高額案件をたくさん実施してマイルを貯めて、1回くらい海外旅行にビジネスクラスで行ければいいと割り切るのもありだと思います(十分に元は取れると思います)。1回ビジネスクラスを経験して、陸マイラーを卒業するのもアリです。

CONS②:マイルを貯めても特典航空券を予約できない

陸マイラー活動の良さを説明する際によく使用されるフレーズが「毎年ハワイへビジネスクラスで行けるマイルが貯まりますよ」というものです(自分も使っています)

しかし、マイルが貯まったと言えども、そのマイルで必ずしも特典航空券を予約できるとは限りません。特に、東京~ホノルル間のビジネスクラスは超激戦区で、特典航空券を予約することは非常に難しいです。せっかく苦労してマイルを貯めても、目的の地に旅行ができなければ意味がありません。

東京/ハワイ間のANAビジネスクラス特典航空券の空き状況を定点調査した結果がこちら

ほとんど空きはありません(涙)

CONS②への対応策案

案①:特典航空券がとりやすい国/地域を目標にする

特典航空券がとりやすいかどうかは、ANAマイレージ会員になればANA HPで手持ちマイルがゼロでも調べることができます。

自分が行きたい国/地域の特典航空券がとれやすいかどうか事前に調べましょう。ハワイが全てではありません。魅力的な国/地域はハワイ以外にもたくさんあるはずです。

2019年直前枠を1年間毎月定期的に調べてみました。空きがありそうな都市や時期の参考にしていただければ。

ANA便にこだわる必要もないかもしれません。同じスターアライアンスグループである、ルフトハンザ航空のビジネスクラスはお勧めです(イギリスの航空サービス格付け会社Skytraxによると、2018年の「世界で最も素晴らしいビジネスクラス」ランキングで、世界で8位、欧州で1位を獲得しています)。ANAビジネスクラスは半個室タイプのスタッガードですので、パーティションを外せる数席を除いて、同行者との会話を楽しむことは難しいです。

<ご参考>ANAの可動式パーティション座席

しかし、ルフトハンザ航空のビジネスクラスは隣同士のパーティションがありません。したがって、家族で会話を楽しみながら(または子供のヘルプをしながら)フライトを楽しむのに適していると思います(一人旅だったら半個室のANAビジネスの方がいいと思いますが・・・)。自分が搭乗したときには日本人CAさんが往復ともにいましたので、言葉的な不安もそこまで気にする必要はないのではと思います。

もちろん、ルフトハンザ航空のビジネスクラス搭乗者も成田空港や羽田空港のANAラウンジを使用することができます。

直行便がダメでも乗り継ぎでよければ空席が見つかる可能性が大いに増えます。特にヨーロッパはそうですね。1月の直前開放枠の空き状況を調べてみましたが、乗り継ぎ便を含めれば調べた期間のほぼ半分くらいでビジネスクラス4席の空きが見つかりました。

ハワイ以外で、夏休みや冬休みにどこかで予約できそうな国/地域がないか調べてみた結果はこちら。

案②:ANA上級会員(プラチナ/ダイヤモンドメンバー/SFC)になる

ANAのプラチナ/ダイヤモンドメンバー/SFCの特典として特典航空券の優先予約/枠拡大があります。

しかし、プラチナメンバーになるためには、50,000プレミアムポイントが必要になります。50,000プレミアムポイントを取得するために一番王道な方法として知られているのは、羽田-沖縄間をスーパーバリュープレミアム28で9往復(約60万円)を1月~12月の1年間に実施するというものです。時間とお金が必要になるので、”修行”とも表現されています。

そして、プラチナメンバーになると作成できるスーパーフライヤーズカード(SFC)を取得すると、年会費を払い続ける限り「ほぼプラチナメンバーサービスと同様のサービス」を受けることができます。

マイルを利用して特典航空券にした場合では、プレミアムポイントを貯めることはできません。しかし、マイルをSKYコインにして航空券代金に使用するとプレミアムポイントを取得することができます。マイルからSKYコインへの交換比率は、交換マイルや保有カード、メンバーグレードによって変わりますが、ANAワイドゴールドカード(陸マイラーほぼ必須のゴールドカード)保有者だと1.6倍です。単純計算すると、50万円分SKYコイン=約34万ANAマイルです。ですので、陸マイラー1年目ではSKYコイン用マイルを貯めて、2年目で修行する方がいらっしゃるようです

しかし、自分が調べた限りでは、ANAプラチナ会員とANA平会員とでは、東京/ハワイ間のビジネスクラス特典航空券の枠はほとんど差がありませんでした(差が無いわけではない)。

その結果がこちら

空席待ちを狙ってみましたが、ビジネスクラス特典航空券はダメでした。

とうことで、プラチナ会員への過度な期待は禁物です。

ANA上級会員(ダイヤモンド、プラチナ、SFC)向け雑誌の発行部数から換算すると、2019年現在ANA上級会員は約40万人(ANAマイレージカード会員の約0.1%)いると想定されます。そして、年間に約2.7万人増加しています。全体の0.1%と言えども、総数では約40万人もいるわけですから、特典航空券のライバルは非常に多いです。

公開情報からダイヤモンド、プラチナ、SFCの各人数を推測してみました

案③:柔軟な休みが取れるように仕事/学業を頑張る(←超重要)

個人的にはこの案が最も重要だと思っています。

直前になると特典航空券が予約しやすくなります(搭乗14日前になるとキャンセル料が発生するため、もともと特典航空券を予約していた人がその便に乗れない時にキャンセルするため)。そこで、そのようなキャンセル枠で旅行に出かけられるようにするため、柔軟な休みが取れるように、日ごろから仕事や学業を行うことが最も重要かと思います。

例えば、ハワイはクリスマス期直前開放枠ではANA平会員でも4名分空席がありました(しかも2年連続!)。そのような突発的な開放枠でも柔軟に対応できることが特典航空券を取得するための1歩かもしれません。

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