「ANAマイルは貯まっても、特典航空券の空きが見つからない」という懸念に対応するために、どの季節でどの路線であれば空きが取れやすいのかという情報を得るために、毎月米州エリアと欧州エリアで、ANAビジネスクラス特典航空券の直前枠の空き状況を調査しています。
今回は7月の欧州エリアの調査結果です。
ANA HPの特典航空券ページの「主要な空港」で記載されているのは、ロンドン、パリ、ブリュッセル、フランクフルト、ミュンヘン、デュッセルドルフ、ウィーン、チューリッヒです。
このうち、直行便が存在する路線は、ロンドン、パリ、ブリュッセル、フランクフルト、ミュンヘン、デュッセルドルフ、ウィーンです。
(ANA HPから引用)
直行便に関するANAサイトはこちら
米州エリアと同様に、すべてを調べるのは時間的に厳しいため、独断と偏見により、ロンドン、パリ、ブリュッセル、ミュンヘン、デュッセルドルフ、チューリッヒの6路線(日本は東京発です)を調べることにしました。
Contents
調査方法
・ANA平会員で調査
・人数は4人
・行きと帰りでそれぞれの空き状況を調査
・調査対象はANA便だけなく、他のスターアライアンス便(例えばルフトハンザ航空)も調査対象。
・直行便だけでなく、乗り継ぎも調査対象
・行きで空きが認められた日数をカウント(1日2フライト以上あった場合、どれかのフライトで空きがあればOK)
・行きで空きが認められた日で、3泊5日、または4泊6日の旅程が組めるような帰りの空きフライトが認められた場合は、その行きの日で「往復旅程あり」と判断する。
・行きで空きが認められた日数と、その行きのフライトに対して往復旅程が認められた行きの日数をカウントし、公開する。
例:行きは1/1, 2, 5, 6で空きが見つかり、帰りは1/4, 5, 7, 15で空きが見つかった場合は以下の通りとなる。
①「行きで空きが認められた日」は4日(1/1, 1/2, 1/5, 1/6)
②さらに、行きで空きが認められた4日間のうち、「往復旅程ありと判断できた行き日数」は2日間。
計算方法:1/1行き発は1/4発帰りと1/5発帰りが可能→1日とカウント。1/2発行きは1/5発帰りが可能→さらに1日カウント。1/5行き発や1/6行き発の場合は、3泊5日や4泊6日の旅程が組めないため、カウントはゼロ。したがって、往復旅程ありと判断できた行きの日数は2日(1/1と1/2だけ)。という感じです。うーん、複雑。
調査日
・2019年7月12日
・7月16日~8月3日(19日間)までを対象に調べてみました。
調査結果
路線 | 行きで空きが認められた日数 | そのうち、3泊5日または4泊6日の旅程を組めた、行きの日数 | ||
ANA直行便 | 他のスターアライアンス直行便または乗り継ぎ便 | 往復ANA直行便 | 他のスターアライアンス直行便(行きのみANA便、または帰りのみANA直行便含む)または乗り継ぎ便 | |
ロンドン | 4日 | 0日 | 1日 | 0日 |
パリ | 9日 | 0日 | 4日 | 1日 |
ブリュッセル | 5日 | 6日 | 1日 | 5日 |
ミュンヘン | 3日 | 0日 | 1日 | 1日 |
デュッセルドルフ | 9日 | 3日 | 4日 | 6日 |
チューリッヒ | – | 1日 | – | 0日 |
パリ、ブリュッセル、デュッセルドルフで多くの空席が認められました!
欧州内の主な乗り継ぎ便は、ルフトハンザ航空のフランクフルト経由でした。
ルフトハンザ航空は、イギリスの航空サービス格付け会社Skytraxによると、2018年の「世界で最も素晴らしいビジネスクラス」ランキングで、世界で8位、欧州で1位を獲得しています(ちなみにANAは世界3位でした)。
羽田/フランクフルト間のルフトハンザ航空ビジネスクラス搭乗記はこちら
ANA便と違ってシートが半個室タイプではありません(隣の人とのパーティションすらない)ので、友人や家族旅行に適していると思います。
プラチナ会員で枠が増えるのか?
ロンドンで調べてみましたが、平会員とプラチナ会員で4席空席で差はありませんでした。
過去比較(3泊5日又は4泊6日の旅程を組めた、行きの日数)
7月もそこそこ直前枠の空きがある感じです。
これまでの調査事例
米州エリア
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
欧州エリア
1月
2月
3月
4月
5月
2019年1月の東南アジア&オーストラリア
3月の香港&台湾。香港路線では空きが非常に多かったです。
GW(2019年)
夏休み(2018年)
冬休み(2018年)
まとめ